お知らせ

文教大学国際学部3年生と「動物になってみよう!」ワークショップ

2024年11月9日(土)13:30~16:30 京都大学東南アジア地域研究研究所中会議室
キャスト:飯塚宜子、園田浩司、孫美幸、山田正人

多文化共生や異文化理解について学ぶ文教大学国際学部の孫美幸准教授の3年生ゼミ生さん10名、京都の中学校の先生2名、中学生1名に訪問頂き、カナダ先住民クリンギットのフィールドを共創するワークショップを実施しました。”他者を知る”方法の違いを比較するため、まず15分程度講義形式でクリンギットについて「頭で知る」ことを体験。その後、みんなで机といすを移動し広い空間をつくり、演劇ワークショップ的「共創型」で学びました。他者を客観的に「知識」として知ることと「一人称的に体験する」ことの間で考えを深めてもらえる構成を意図しました。クリンギットが言うように、狩った動物の魂を森へ還すにはどうすれがいいだろう。オオカミやワタリガラスであるってどんな感じだろう。神話を即興的に演じてみたり、動物の力を表す踊りをつくって皆で踊ったりして「頭でわかるとは別の分かり方」の体験です。
「講義形式では新しく知ることが多くインプットの時間で受け身で、人間と動物に区別をしたり線を引いたりしていた。演劇手法ワークショップ形式では学んだことをもとに演じたり動物の感情を考えてみなで話し合ったりしてアウトプットの時間だった。アウトプットの時間を通して、人間と動物を区別しなくなっていた」
「私は今「人間」というくくりに分類されているけれど、そんな分類も必要ないのではないかと感じた。動物の種類が違うのではなく、集落(住む地域)が違うだけですべて同じ生き物である。お互いに尊重しあい同じくらい大切だと感じることが出来るようになった」
「言葉で伝わった、理解した、と思っていても、演じることで新たな発見は(理解したと思っていたことと)全く違うことに気づくことがあった。言葉ではすべてを伝えることは難しいけれど、演劇を通して理解出来たことが多かった」 など、印象的な言葉がたくさん生まれていました。またいろいろなフィールドを体験しに遊びに(学びに)来てくださいね。

関連リンク:文教大学 教育・研究NEWS

関連リンク:文教大学×SDGs SDGs Report 「国際学部 孫美幸ゼミナールの学生が京都大学東南アジア地域研究研究所で開催されたワークショップに参加しました」

 

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